「引き寄せの法則」と行動の関係
こんにちは、まついです。
前回、「結果が出る人と出ない人」について、
僕なりの考察をしてみました。
カウンセリングのクライアントのSさんとTさん。
同じような二人、同じような状況、同じ講座に参加し、
カウンセリングも同じように受けている。
お二人とも表面上は劇的に変化しました。
しかし、内面的な満足感は天と地の差。
唯一の違いは、ほんのささいなことでした。
「ワーク(宿題)をやっていたか、いなかったか」
そこで、僕は一つの仮説を立てることにしたのでした。
*仮説:”ほんのささいな行動”をしたか否かが大きな違いを生む
クリティカルヒットを放て!
この仮説は、僕個人にとっては仮説ではなく定説です。
「小さな行動が結果を大きく左右する」
Sさんは、転職などの大きな行動を起こしたにも関わらず、
結果、仕事と上司からのプレッシャーが増しただけでした。
結局、もともと抱えていた問題が大きくなっただけです。
Sさんは幸せを求めて転職しました。
しかし、そのときのSさんは、
肝心の幸せを感じていなかったのです。
つまり、幸せが欠けている(不幸・欠乏)状態で行動したため、
不幸な結果を自ら招いていたんですね。
しかも、転職ともなると、人生の中でも特に大きな行動です。
欠乏(不幸)状態で力いっぱい現実をグルグルかき混ぜた結果、
現れたのは、更に大きくなった混乱だけだったのです。
一方、Tさんは、
ほんのささいな(しかし堅実な)行動をしてきました。
Sさんと同じく現実は大きく変化しました。
しかし、Tさんは幸福感も同時に満たされています。
たとえれば、コーヒーアートのようなものでしょうか?
望む現実(アート)を手に入れるには、
力いっぱいかき混ぜるのではだめで、
ほんのちょっとの力でも”適切な行動”が大切である、と。
え、たとえが乙女すぎますか?
では、ドラゴンボールでたとえましょう。
「はじけて、混ざれぇッ!」
地球を征服(?)にやってきたベジータは、
悟空に敗れそうになり、プライドを捨てて大猿に化けました。
いくら悟空でも大猿化したベジータに手も足も出ません。
万事休す、地球の命運もここまでか―
諦めかけたそのとき、
ベジータの身体がみるみる縮んでいくではありませんか。
そうです。
岩陰に隠れていたヤジロベエが、
大猿の弱点である尻尾を刀で切り落としたのです。
地球では最強の悟空でも、ガチンコで敵わない相手ベジータ。
なのに、悟空よりよっぽど弱いヤジロベエが機転を利かし、
地球存亡の危機を間一髪のところで救ったのでした。
面白い「引き寄せの法則」の成果報告
つまりは、「引き寄せの法則」は行動の大小が問題ではなく、
クリティカルヒット(決め手)か否かが重要なのではないかと。
20%の重要な行動が、結果の80%を決めるという、
いわゆる「20対80の法則」ですね。
(例:デキる社員20%が全体の80%の売上げをあげる)
Sさんの行動は一見派手ですが、残念ながら的外れだった。
一方、Tさんはささいな行動ながらクリティカルヒットだった。
、、、と、そんなことを思案していたら、メール着信が(下記三通目)。
Oさんから興味深いご報告をいただきました。
ちょっと長くなりますが、
実践者の生の声(かつ成長記)をお楽しみください。
(お名前を伏せた上で、
いただいた何通かを一部切り貼り、改行しています)
――Original Message――
<一通目>
まつい様
お世話になっております。Oです。
ちょっと引き寄せっぽいことが
起きるようになってきたのでご報告です。
昨日電車に乗ったときのこと。
21時30分の帰りの電車、
さぞ混んでいて座れないだろうと思っていたところ、
なぜか綺麗に一人分席が空いています。
ラッキーと思い座ろうとすると足元に本が。
何かと思い手に取ってみたら
JALのハワイに関する機内用冊子でした。
開いてみると食べ物特集のページにパンケーキのコーナーが。
ちょうど今、訳あって2~3日前から
ハワイのパンケーキのレシピを調べているところだったので
ラッキーを通り越してちょっと驚いています。
「やればできるじゃん、自分」とか褒めてしまいました。
ちなみに少し前からやっている缶コーヒーはまだ来ません(笑)
O
<二通目>
まついゆうへい様
お世話になっております。Oです。
本講座を受講しての感想なのですが、
なかなか時間が取れず報告が遅くなりました。
(中略)
些細な事に動揺したり、余程のことがない限り
イラッとすることがなくなりました。
もう少し精進が必要でしょうが、
落ち着いた、とも微妙に違う不思議な感覚を
平常時から保てるようになりつつあります。
その昔放送していたGガンダムの主人公が
後半になって至る『明鏡止水』の境地とはこういうものなのかな、
と思ってアニメの主人公気取りで日々楽しく過ごしています。
引き寄せに関してはいまだ缶コーヒーとは出会えていませんが、
他の物とは少しずつ縁を持てるようになってきました。
最近貴金属や宝飾品(のイミテーション)を
拾うようになってきています。
『1円だって拾って大切にしろ』の教えを守り、持って帰りました。
近いうちに本物を拾いそうな予感があります。
不思議なものですね。
(中略)
ありがとうございました。
O
<三通目>
まつい様
ご返信ありがとうございます。
講座も残すところあと少しですが楽しみにしています。
以前「最近貴金属類を拾うようになった」旨のメールを
お送りしたと記憶していますが、
その続報を思い出したのでこちらも報告いたします。
銀の指輪と18金のイヤリングを立て続けに拾いました。
まついさんが「引き寄せの証拠は持っていろ」と
どこかで仰っていた記憶があったので、
換金しないでちゃんと持っています(笑)。
「おお、本当に来るなあ」なんて思いながら。
また何かありましたら報告します。
ご丁寧にありがとうございました。
O
――End of Message――
Oさん、成果のご報告、ありがとうございます!
拾った物が、宝石のイミテーションから、
本物の宝石になっていくなんて、漫画みたいな展開ですね。
Oさんからのご報告にはその他にも、
パラレルワールド(世界線)移動のネタもありましたので、
また機会があればご紹介しましょう。
「引き寄せの法則」でよくある誤解
Oさんの実践結果には、示唆が多く含まれています。
1、ワークをしっかり実践されていたこと
この記事を書きながら、ふと気になってOさんに伺ったんですが、
やはり、Oさんも各講座のワークは必ずやっていたそうです。
手前味噌ですが、
実際、やり続けた人は効果が実感できるワーク群です。
2、まず、心の平安を手に入れたこと
望む現実を求めてあれこれコーヒーをかき混ぜる前に、
適切な心のあり方をつかんだことは大きいでしょう。
焦っていたらコーヒーアートも失敗してしまいます。
ヤジロベエも焦って機を逃していたら、
ベジータに見つかってひねりつぶされていたでしょう。
3、小さな成果を大切にしていたこと
「引き寄せの法則」によってもたらされる結果は、
最初は、目に見えるか見えないかくらいしか現れません。
多くの人は、そこで望む成果が出てないと腐り諦めますが、
Oさんはほんの小さな成果を大切に扱っていました。
4、缶コーヒーは自販機で買いましょう
実は、Oさんは半年以上、缶コーヒーに固執されてました。
これはよく言われる、「執着を手放せ状態」です。
実現化ルートを限定していたわけです。
おそらくですが、
「人からもらうこと」に限定していたのでしょうね。
宝石のようにうまく引き寄せられないのは、
目標と決め手となる行動とにギャップがあったのでしょう。
今回は紙面もなくこの場での説明がちょっと難しいのですが、
聖書で言うところの「神を試すな」ということです。
ここでのクリティカルヒット(決め手)は、
近くの自販機かコンビニで缶コーヒーを買うことでしょうね。
「引き寄せの法則」を学んでいる人の多くは、
この辺りの、目標と行動とのバランスを誤解しているようです。
*
思いのほか長くなってしまったので、今回はここまで。
ご参考になれば!
ではでは~。
まついゆうへい
