サッカー本田圭佑に学ぶ!引き寄せの法則「5つのコツ」【後編】
前回ご紹介したように、
おそらくサッカー日本代表*の本田圭佑選手は、
まったく無意識のうちに”法則”を使っています。
*本記事執筆2014年1月時点
「引き寄せの法則を知っていますか?」と聞いても、
たぶん本田選手は首をかしげると思います。
しかし、「思考は現実化するのって知ってますか?」
と聞いたら、「当たり前ですよ」と一蹴されます。
彼はそれくらい、
当たり前のように大きな夢(ビジョン)を描いて、
当たり前のように毎日の小さな一歩を積み重ねて、
当たり前のように夢を現実化しています。
本田圭佑選手のACミラン移籍会見
本田圭佑選手の卒業文集
「将来の夢」
ぼくは大人になったら、
世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、
ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。そしてレギュラーになって10番で活躍します。
一年間の給料は40億円はほしいです。
プーマとけいやくしてスパイクやジャンバーを作り、
世界中の人が、このぼくが作ったスパイクや
ジャンバーを買って行ってくれることを夢みている。一方、世界中のみんなが注目し、
世界中で一番さわぐ4年に一度のWカップに出場します。セリエAで活躍しているぼくは、
日本に帰りミーティングをし10番をもらってチームの看板です。ブラジルと決勝戦をし2対1でブラジルを破りたいです。
この得点も兄と力を合わせ、世界の強ゴウをうまくかわし、
いいパスをだし合って得点を入れることが、ぼくの夢です。
前回の復習
前回は、本田圭佑選手から学んだ、
引き寄せの法則を使いこなすための、
「5つのコツ」の2つをご紹介しました。
コツ1:夢は大きく具体的に描く!
夢(ビジョン)は大きく、
5W2H*で明確に描きましょう。
現状はとりあえず脇において、
コンフォートゾーン(安全地帯)の外側に、
思い切って夢(ビジョン)を設定しましょう。
そして、いつでも頭でイメージできるよう、
できるだけ詳しく夢を思い描いてください。
*5W2H=Who、Why、What、When、Where、How、How much
コツ2:夢(ビジョン)は必ず叶うと確信する!
夢は必ず叶うと確信してはじめて、
夢の実現のために「宇宙全体」が動き出します。
いくら現状でサッカーがうまくなくても、
「絶対に夢は叶う」と確信できたのなら、
それ叶えるために必要な人・物・お金は集まってくるのです。
引き寄せの法則「残り3つのコツ」
では、本田選手が知らず知らずのうちに使いこなしていた、
引き寄せの法則「5つのコツ」の残り3つをご紹介します。
コツ3:現状を正確に客観視する!
本田選手が小学生の頃に書いた卒業文集では、
「今はヘタだけれど」と明言しています。
引き寄せの法則における落とし穴は、
夢を大きく描くあまり現状分析を甘くして、
つい自分を過大評価してしまうことです。
しかし、本田選手は小学生ながらも、
夢と現状とのギャップを正確に測っていたようです。
いくら目的地(夢)が分かっていても、
現在地(現状)を把握していなければ、
地図や方位磁針があってもたどり着きません。
それと同じように、思考の現実化・引き寄せの法則も、
夢と現状を正確に把握することが大切なのです。
コツ4:夢と現状のギャップを一歩ずつ埋める!
本田選手にとって「セリエAで10番」というのは、
”叶う前提”でキャリアを逆算していたようです。
「セリエAで10番」になるために、、、
2014年→イタリア・ACミランに移籍
(エースナンバーの10番を授かる)
2010年→ロシア・CSKAモスクワに移籍
(チームの中心として活躍)
2008年→オランダ・VVVフェンローに移籍
(チームを2部から1部へ昇格させる)
高校卒業→名古屋グランパスに入団
(契約時、海外移籍についての特約を盛り込み済み)
高校時代→サッカーの名門・石川県の星稜高校に入学
(選手権大会では石川県勢初のベスト4に導く)
中学時代→ガンバ大阪ジュニアユースに所属
小学校を卒業する頃にはすでに、
常にゴール(世界一・セリエAで10番)を見据えており、
ステップバイステップでキャリアを積み重ねてきました。
僕らも夢と現状を正確に把握したら、
一歩一歩そのギャップを埋めていくことが大切です。
コツ5:絶対に絶対に絶対に諦めない!
一見、順風満帆なキャリアに見える本田選手ですが、
実は、これまで多くの挫折を経験しています。
本田圭佑の挫折1、ガンバ大阪ジュニアユースでのこと
同期の家永昭博選手や安田理大選手が、
順調にユースへと昇格していく中、
本田選手は落選してしまいます。
本田圭佑の挫折2、北京オリンピックでのこと
北京オリンピックでは、
期待されたグループリーグ突破を果たせなかったばかりか、
予選リーグで全敗してしまい大バッシングを受けました。
本田圭佑の挫折3、オランダ・VVVフェンローでのこと
名古屋グランパスから移籍して数ヵ月後、
なんとチームが2部に降格してしまいました。
が、そこで奮起した本田選手の大活躍(16ゴール)で、
そのすぐ翌年にはチームは1部に復帰できました。
その後は日本代表にも定着し、
中心メンバーとして大活躍した南アフリカW杯は、
今でも記憶に新しいところです。
その華麗なキャリアの裏では、マスコミやファンから
バッシングを受けることも多々あったことでしょう。
それだけじゃなく小さい頃は、
ひょっとしたら家族や友達やチームメイトから、
夢を壊されかけたこともあるかも知れません。
何も本田選手だけのことじゃなく、
皮肉なことに身近な人がドリームキラーになって、
志半ばで夢を諦めてしまう人も多いようです。
だから、本田選手のように夢への確信が深まる前は、
他人に対しては口をつぐむのが賢明でしょう。
(ちなみに本田選手も動画内(16分50秒付近)で、
「将来の見通しはまだ話さない」と暗示しています)
*参考記事:夢は誰にも話してはいけない!
まとめ
引き寄せの法則を起動させ宇宙を味方につけるためには、
本田選手に倣って「5つのコツ」を意識しましょう。
- コツ1:夢は大きく具体的に描く!
- コツ2:夢(ビジョン)は必ず叶うと確信する!
- コツ3:現状を正確に客観視する!
- コツ4:夢と現状のギャップを一歩ずつ埋める!
- コツ5:絶対に絶対に絶対に諦めない!
*
最後は、動画内(18分10秒付近)での、
本田圭佑選手の言葉で締めましょう。
「一つ子どもたちに伝えたいのは、
一つひとつ階段をしっかり上れば、
いずれたどり着けるんだというところは証明できたのでは」
それでは、また。
まついゆうへい
