本物と偽者を見分ける方法
どの業界、分野にも言えることですが、
本物もいれば残念ながら偽者もいます。
別にスピリチュアルに限ったことではありません。
テレビだって本だってインターネットだって、
本物の中に偽者がわりと多く混じっています。
さらに悲しいことに、
偽者の発する言葉のほうが耳に甘く響くもの。
だから偽者を信じてしまう気持ちも分かります。
でもだからといって、ホイホイ偽者の後を着いていったら、
時間とお金とエネルギーを無駄にしてしまうだけです。
もちろん「すべての道はローマに通じる」といいますし、
どの登山ルートを通っても最終的には登頂できるように、
僕は別に偽者に惑わされるのも悪くないと思っています。
僕自身、甘い言葉にそそのかされ続けた結果、
ようやく宇宙の仕組み、心の仕組みの外枠がつかめた程度。
ここまで「自己投資」と自分に言い訳しながら、
ゆうに数百万円はお金を使って知識を求めてきました。
しかしながら、人より遠回りしてきた経験があるからこそ、
言葉足らずながら知識をお伝えできていると思っています。
振り返れば無駄な経験などなかったんです。
なので、偽者にだまされる、甘い言葉にそそのかされるのも、
一概に悪とも言えず人生の経験としては面白いとは思います。
しかし、目の前の現実を好転させたいと切実に思っているなら、
そんな悠長なことは言っていられないはずですし、
本物と偽者を見分ける眼を鍛えて損はありません。
そこで、カンタンに本物と偽者の違いを見分ける方法を紹介します。
人生の黄金率とは
本物と偽者との違いは、カンタンに言えば、
「人生の黄金率」に従っているかどうか?です。
人生の黄金率とは、、、
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、
あなたがたも人にしなさい」(イエス)
「自利利他」(最澄)
「取らんと欲する者はまず与えよ」(老子)
「人から危害を受けたくなければ、
誰にも危害を加えないことである」(ムハンマド)
黄金率は洋の東西を問わず、人にしてもらいたいことをして、
人にされたくないことはするなと言われているものです。
人生の黄金率に従っている本物の人は、
「法則に従う=幸せ」と知っています。
(逆に苦しみというものは法則に逆らうことです。
川が下流に流れているのなら、
その流れに乗って景色を楽しめばいいのに、
上流に宝があると信じて舟をこいでいます。
しかし、「幸せの青い鳥」の寓話のとおり、
今、目の前の景色こそが幸せの源泉なのに、
オールをこぐのに夢中で景色を楽しめていないんですね。
しかも、「上流の宝」は幻でしかありません、、、)
だから、黄金率に従えば「世のため人のため」は、
巡りめぐって「自分のため」と分かっているのです。
とても合理的な生き方ですね。
地球のために環境を大切にすれば、自分が住みやすいですし、
家族との仲を大切にできれば、それも自分のためになります。
なので、本物の人が人に親切にする動機には、
何もやましいところはありません。
だからこそ、そんな彼らは結果として、
感謝の印として名声やお金を受け取ることがあります。
さらに「私=あなた」という概念をベースにしているので、
自分にできることはほかの人もできることを知っています。
だから、そこに上下関係などなく謙虚さが見て取れます。
一方、偽者の行動の裏には、
”エゴを満たすため”という動機が隠されています。
だから、組織を作ることでトップに立ちたがったり、
目立つことによってエゴを満たそうとします。
そこに謙虚さはなく、
表面的には謙虚に見えてもどこか威圧的だったりします。
だから、自分の思想に従わない人には腹を立て、
イエスマンを重用することにエネルギーを注ぎます。
ヒエラルキー(ピラミッド構造)を築いて、
自分がトップに立ち、他人は自分のエゴを満たす道具とします。
カンタンに言えば、上下関係にやたらこだわるのが偽者です。
本物のグルと偽者を見分ける方法
本物「私はすごいし、あなたもすごい」
偽者「私はすごいが、あなたは不完全だ」
彼らには、本音レベルでこういった違いがありますから、
偽者が表面をいくら繕ってもいつかボロがでます。
それに、いくら自分のエゴを満たすために人を使っても、
「最終的な人生の目的=幸せ」を得ることはできません。
自分の幸せは他人にではなく、自分の内にあるからです。
だから結局、偽者もこの事実に気づくまで、
他人の注目とお金を集め続けることでしょう。
でもそれでもいいんです。
すべての道はローマに続いているのですから。
ではでは。
まついゆうへい
