願望実現を阻む「ドリームキラー」に対処する3つの方法
「聖書に隠された『引き寄せの法則』」シリーズ、
今回は「マタイによる福音書」第10章26節のご紹介です。
イエスは、「赦しの教え」を世に広めるため、
12人の弟子を派遣することに決めました。
ただし、イエスの説く「赦しの教え」はあまりにも、
既存の「裁きの教え」に対して革新的な内容でした。
「モーセの十戒」をベースにした既存の教えは、
十戒に背く者なら残らず裁き正そうとしていたのに対し、
イエスは過ちのすべてを赦すことを説いたからです。
それまでとは真逆の教えが人々に受け入れられず、
最悪の場合は迫害を受ける恐れもあることを、
イエスは弟子たちに告げます。
しかし、「人々を恐れるな」とイエスは言います。
「人々を恐れてはならない。
覆われているもので現されないものはなく、
隠されているもので知られずに済むものはないからである。」
マタイによる福音書 第10章26節 新共同訳(c)日本聖書協会
覆われているものとは何か?
なぜ、人々が恐れるに足らないのでしょうか?
「覆われているもの」とは?
この節での「人々」とは、
弟子たちの教えに対する反論者・反対者です。
また、「覆われているもの」とは、
心の内に秘めたる思いです。
目の前に広がる現実世界(物理界)は、
内的世界(心理界)が投影された姿です。
心に思い続けたことはいずれ現実化し、
目に見えない覆われた世界(心理界)から、
目に見える世界(物理界)へと表出します。
つまり、この聖句は、このように解釈できます。
「反対者を恐れるな。
どちらの意見が正しいのかは、
いずれ目に見える形で分かるようになるから」
エネルギー保存の法則
引き寄せの法則や願望実現ノウハウの中には、
願望や目標を他人に宣言せよ、との主張もあります。
それには、他人に宣言することで自分を追い込む、
という狙いがあるのかも知れません。
しかし、僕は他人に打ち明けることはお勧めしません。
というのも、他人に打ち明けて得たプレッシャーは、
エネルギーが散逸する原因になるからです。
願望を人に打ち明けることで、
「人に認められたい」という承認欲求が満たされます。
確かに、短期的に承認欲求は満たされますが、
多くの場合「長期的な欲求=願望実現」は満たされません。
その理由は、、、
- 承認欲求が満たされて、そこで(エゴが)満足してしまうから
- 反対者が現れたとき、「私はできる」という信念が揺らぐから
- 願望実現のためのエネルギーが他人に漏れ出してしまうから
特に、エネルギーは保存されるので、
他人に打ち明けることで願望実現のエネルギーが、
他人の手に渡ってしまうのは大きな損失です。
願望は内に秘めているのが賢明です。
ドリームキラーへの対処法
仮に、他人に願望を打ち明けたとしましょう。
すると、必ずと言っていいほど、
「反対者=ドリームキラー」が現れます。
しかも、ドリームキラーの多くは、
一番身近で影響力が強い人が”演じる”ケースが多いです。
”演じる”というのは、宇宙(神)は僕らの覚悟を、
影響力の強い人の身体を借りて試してくるからです。
そこで万が一、ドリームキラーが現れたときは、
このように対処しましょう。
- レベル1、抵抗せずに、ドリームキラーをやり過ごす
抵抗すると、エネルギーを相手に漏らすだけです。そこで、ドリームキラーに反論したり、
自分の正当性を主張したりせずに、
ただただ、彼らをやり過ごしましょう。基本的にスルーするか、それが無理な相手なら、
彼の悩みを聞いてあげるつもりで耳を傾けましょう。ただし、最終的な判断をするときには、
彼らの意見を参考にする必要はありません。 - レベル2、ドリームキラーが現れたことを感謝する
ドリームキラーが現れたということは、
好転反応だと思えば大丈夫です。宇宙(神)が覚悟をテストしているということは、
テストに受かれば合格は間違いないということ。たとえば、筋肉トレーニングをしている人は、
筋肉痛を喜びます。なぜなら、何より筋肉痛が、
筋肉が強くなっていることを証明しているからです。ドリームキラーが現れたことを感謝しましょう。
- レベル3、ドリームキラーの言い分を大げさに肯定する
これはちょっと上級者向けなのですが、
あえてドリームキラーの言い分に乗ってみましょう。それも大げさとも思えるくらい、
彼らの言い分を肯定してあげてください。「陰極まれば陽になる」ので、
反論者をとことん突き詰めて肯定していくと、
不思議なことに応援者に転じてしまうことがあるのです。
ここまでできれば、
もはやドリームキラーは敵ではなく味方ですね。笑
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内に秘めていることも、いずれ表に現れます。
あなたの、あなたによる、
あなたのための願望なのですから、
そもそも、わざわざ他人に話して、
エネルギーを散逸させる必要はありません。
でも、仮に、ドリームキラーが現れたとしても、
対処法が分かっていれば彼らも力を持てません。
兎にも角にも、世界がいかに暴れだそうとも、
「願いは叶う」という確信を保ち続けることが大切です。
ではでは。
まついゆうへい
